口を開ける際に顎に痛みを伴う、顎からカクカクといった音がなるという症状に悩まされている方は、顎関節症の可能性があります。顎関節症は日本人の7〜8%の方が悩まされている症状で、特に若い女性から中年の女性に多いです。
では、顎関節症かなとご自身で感じた際に何科に受診すればいいのでしょうか。
今回は顎関節症の場合何科で診てもらえばいいのか?そして受診の際に気をつけてほしいことを説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
顎関節症は何科で診てもらう?

結論から言いますと、顎関節症を診てもらうのは「歯科」または「口腔外科」になります。
一般の歯科医院で相談されてもいいですし、口腔外科が入っている総合病院を受診されても良いです。ただし、一般歯科の場合は歯科医師の専門によって顎関節症の対応をあまりされていない医院もあります。
一般歯科医院を受診される場合は、まずホームページなどで顎関節症に対応しているか確認してから行くことをおすすめします。
尚整体院やカイロプラクティックでは口は触れられませんので、治ると言ってるなら法に触れてしまう恐れがあります。
歯科と口腔外科の違い

「歯科」と「口腔外科」の違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
大きな違いとしては、歯科は虫歯や歯周病、入れ歯から補綴まで歯に関する全てのジャンルを取り扱うのに対し、口腔外科は名前の通り外科処置をメインに行う科です。
もちろん一般歯科でも抜歯や切開などの外科処置を行いますが、口腔外科では口唇口蓋裂など顎顔面外科の手術、顎変形症(歯列不正)などの高度な外科手術を行います。
口腔外科でも一般歯科の治療を行っているところがほとんどなので、顎関節症も診てもらうことができます。
ただし、顎関節症に対するアプローチは歯科も口腔外科も同じです。そのため、どちらがより良いということではありません。
顎関節症に特化した歯科医院を選ぼう

歯科の中でも顎関節症はなかなか難しいジャンルであり、マウスピース(ナイトガード)を作って終了という歯科医院がほとんどに感じます。
もちろんスプリント治療(マウスピース)などで顎に負担をかけないことは大切ですが、何よりも、作成したマウスピースで正しい顎の位置、そして正しい噛み合わせに導いてあげることが最も重要です。
しかし、これをするには正しい知識とスキルが必要になり、日本では顎関節症の治療に対して深い知識を持っている歯科医師が少ないのが現実です。
当院では、顎関節症に熟知した歯科医師がスプリント治療、インプラント、補綴、矯正など様々な面から治療計画をたて顎関節症の改善を目指します。
初診
検査
マウスピース治療
まとめ
今回は顎関節症は何科を受診すればいいのか?についてお話ししました。顎関節症は歯科・口腔外科を受診する必要があります。
歯科も口腔外科もアプローチ方法は同じです。ただし日本ではまだまだ顎関節症に対する知識が少ないということもあり、顎関節症の治療の実績がある歯科医院を探して通院することをおすすめしています。
当院では、噛み合わせから考えた顎関節症の治療を行っております。患者さんの状態に合わせた治療計画を立てていきますので、顎関節症で悩んでいる方はお気軽にご相談ください。
参考:Cleveland Clinic logo
参考:日本口腔外科学会
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