【2026年5月追記】
この記事を書いた当時、インビザラインが突出した存在でしたが、現在では、他のシステムでも設計精度や素材開発、治療シミュレーション技術の進歩によって、対応範囲が広くなり質の高い治療結果が得られる時代になっています。後半に新たな所見を追加しています。
透明なマウスピースを使い歯を動かしていくマウスピース矯正ですが、その中でも特に人気があり、多くの歯科医院で取り扱いのあるのが「インビザライン」です。
インビザラインは、目立ちにくく快適に治療ができることから、幅広い世代の患者さんに支持されています。若い方から中高年の方まで、歯並びを気にする多くの方がこの治療を選んでおり、特に社会人の方にとっては、日常生活に支障をきたしにくい透明な矯正装置が大きな魅力となっています。
インビザラインを始める際に多くの方が気になるのが「費用」です。矯正治療は一般的に高額であり、インビザラインも例外ではありません。そのため、費用面でなかなか治療に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。今回は、インビザラインの種類や費用についていくつか解説していきます。
インビザライン矯正の費用

まず、インビザライン矯正にかかる費用について確認しておきましょう。インビザラインにはいくつかの種類があり、症状に応じて推奨される治療プランが異なります。それぞれのプランによって費用も異なるため、事前にしっかりと自分に合ったプランを把握しておくことが大切です。
だいたい治療費用の相場は以下の通りになります。(202410)
◾️インビザライン・コンプリヘンシブ(枚数制限なし)
最も一般的な歯列不正、重度の不正咬合の方向けで、治療期間は1年半〜3年ほど。費用は80万〜130万円ほどです。このプランは、歯並びが全体的に乱れている方に適しており、長期的な治療が必要な方向けです。奥歯も含めてしっかりと治療されたい方はほとんどがこのプランでしょう。治療期間は1年半〜3年ほどです。メーカーからの保証期間も5年間あります。
相場80万〜130万円
◾️インビザライン・モデレート(最大26枚)
中度の不正咬合の方向けで、治療期間は約1年。費用は70万〜100万円です。このプランは、枚数制限があるので、軽度から中等度の不正咬合の方に向けて設定されており、制限があるものの、比較的多くのケースに対応できるプランです。
相場70〜90万円
全顎的な矯正のこれらの2パターンは、選ぶというよりどちらが適しているのか、診断を受けるというのが理想だと思います。
◾️インビザラインGo(最大20枚)
成人の方を対象とした前歯を中心とした、限局したいわゆる小矯正です。奥歯(大臼歯)は含まれません。軽度の不正咬合の方向けで治療期間はおおよそ半年程度から7ヶ月程度となっています。前歯を中心とした少しのズレにおすすめです。
相場35〜60万円
※前歯を矯正して引っ込めたいとか、前歯が大きく曲がってる場合は、こういうシートが少ないプランはおすすめできません。なぜなら奥歯の移動が必要なのに、動かせないから前歯が並んだとしても、横からみると出た感じになってしまうのです。安く簡単に矯正をしようとして、このパターンになってしまう方が多く、この相談を連日受けております。審査診断をしっかりしてもらい要望をお伝えしましょう。
◾️インビザラインライト(最大14枚)
最大14枚に収まるような前歯を中心とした軽度の不正咬合の方向けで、治療期間は4から7ヶ月。
50〜70万円
◾️インビザラインエクスプレス(最大7枚)
矯正治療後の後戻りやごく軽度の不正咬合向けで治療期間は3〜4ヶ月。
20〜40万円
この辺りが一番費用を抑えることができるわけですが、それは歯の歯列不正が限定的あるという条件付きです。
以前歯列矯正をしていたが、治療後に僅かなズレが出たという方にお勧めです。
インビザラインの費用を抑える方法

インビザラインの費用を抑える方法としては以下のものが挙げられます。
・部分矯正にする
これは軽度な症例の方のみになってしまいますが、外から目立ちやすい前歯のみの部分矯正などにすることで、全顎矯正に比べると大幅に費用を抑えて矯正治療ができます。
部分矯正であれば20〜40万円ほどで治療を受けることができます。
・モニターに応募する
歯科医院によってはモニターを募集していることがあります。割引を受けてインビザライン矯正ができることもあります。
しかし、これは非常にレアなケースでどこの医院もやっていることではありませんし、もしかしたら新規でインビザラインを始めて実績があまりない医院ということもありえますので慎重に判断しましょう。
・医療費控除を受ける
ケースによってはインビザライン治療が医療費控除の対象になることがあります。
対象になる理由としては「噛み合わせに問題がある」と歯科医師が判断した場合です。しかしほとんどの場合は審美目的になるため、医療費控除の対象にならないこともありますので注意しましょう。
・治療の手順を守る
インビザライン矯正は患者様ご自身でマウスピースを交換しながら治療を進めていく矯正方法です。
治療を進めるにあたってマウスピースの装着時間など様々なルールがあります。そのため、しっかりと治療の手順を守り進めていくことが治療が早く終わる近道です。
マウスピースの装着を忘れてしまったり、逆に勝手にマウスピースの装着期間を早めてしまうことでトラブルが起こりやすくなり治療期間が伸びてしまうと、その分の処置料や追加のマウスピース代などがかかってしまうことがあります。
期限内に治療を終わらせて余計な費用を増やさないためにも、手順を守って治療を進めていきましょう。
まとめ
今回はインビザラインの費用を抑える方法についてお話ししました。インビザライン矯正は全顎しっかり治療しようと思うと100万円前後の費用がかかります。
どうしてもインビザラインの費用を抑えて矯正治療がしたいという方は、上記の解説のとおり、部分矯正など適応範囲を少なくすると抑えることができます。しかし歯のズレが大きいと結局全体の全顎的治療が必要ですので、非現実的です。しっかりと治して費用も抑えたいというのはかなり厳しいです。歯の移動量が大きければ、マウスピース矯正のマウスピースがたくさんに必要になり、原価がかかってくるからです。
ここまでが2024年現在の状況でしたが、202605現在は他のマウスピース矯正システムも格段に進歩を遂げ、シェアを伸ばしており結果も伴っています。
当医院でも全顎矯正ではシュアスマイルを導入し、インビザラインより費用を減少させることができます。
他には、前歯やごくわずかな移動に限局した技工所と連携したオリジナルな小矯正も取り扱いを開始しています。
参考:インビザライン公式HP
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